[読了]ラッシュライフ/伊坂幸太郎

伊坂 幸太郎
新潮社
発売日:2005-04

読み終えた。
いやー、面白かった。

半分位読んだ時点では、この不可思議な状況をどう説明&回収していくのかとドキドキしてたんだけど、まさかそういうオチだったとは。
ここ最近で読んだ中でも一番面白かったです。

[読了]上と外/恩田陸

恩田陸の「上と外」を読み終えた。
なんとなくミステリーっぽい作品かと思って読み始めたら、全然違って冒険物だった。

恩田陸っていろんなジャンル書くなあ。

[読了]箱庭図書館 / 乙一

乙一
集英社
発売日:2011-03-25

さおぴに借りた乙一の「箱庭図書館」読み終えた。
素人が考えた原案を乙一がリメイクするっていう企画物だそうです。

短編集なんだけど、それぞれの話がちょっとずつリンクしてるから、読み進めながらその繋がりに気づいた時が楽しい。
小さな街を舞台としてそれぞれの話が進んでいくから、読み終える頃にはその街に少し詳しくなって、頭の中に架空のその街の風景が出来上がっていた。
それぞれ別の人が考えた話なのに、こうやって関連性を持たせながらリメイクするってすごいな。

「青春絶縁体」の二人の掛け合いが良かったな。一気読みしてしまった。

さて次何読もうかな。

今年の読書目標:現在の進捗は11/30冊。

[読了]スロウハイツの神様/辻村深月

読み終えた。
辻村作品だからミステリとかSFっぽい要素が入るのだろうと勝手に思って読んだけど入ってなかった。

若い男女が古いアパートで共同生活を送るという月9っぽい設定。
しかも住人は全員クリエータ(小説家、脚本家、漫画家、映画監督、画家etc)。

下巻はよい台詞が多かったな。
やっぱり長編小説(短篇集に対する長編)のほうが、のめり込めていい。

今年の読書目標:現在の進捗は10/30冊。

次はさおぴに借りた乙一の「箱庭図書館」を読んでます。
これ面白いなー。

[読了]名前探しの放課後

上下巻、読み終えた。
読み終えたんだけど、他の作品を読んでるとわかるっていう部分が多くて、あまりついていけなかった。
どんでん返しはちょこちょこあるけど、もっと裏切って欲しかったなあ。

レビューを読んでみると、「凍りのくじら」「ぼくのメジャースプーン」を読んでおくともっと楽しめたみたい。
どっちも読んでないかと思ったんだけど、「ぼくのメジャースプーン」は昔読んでた(ブクログって便利ね)。

すっかり内容を忘れてたのであらすじを見返してみると、やっと「名前探しの放課後」のもやもやとしてた部分が腑に落ちた。

辻村深月の作品は、他の作品とつながってることが多いから、適当にタイトルで選ぶんじゃなくて出版順に読んでいくのがいいんだろうな。
適当にタイトルで選んだ「スロウハイツの神様(上下巻)」がすでに積ん読になってるんですが・・・。

今年の読書目標:現在の進捗は8/30冊。

[読了]死神の精度 / 伊坂幸太郎

伊坂 幸太郎
文藝春秋
発売日:2008-02-08

伊坂幸太郎の「死神の精度」を読みおえた。
週末読み初めて、今日の昼休みに読了。
映像化しやすそうだなあと思ったら、金城武主演で既に映画化されてた。

都度、舞台も主人公も設定が変わる(けれど主人公の中身は同じ)という短編集(といっていいのかな?)。
奥入瀬が出てくる話と、最後の話がよかった。

今月は6冊読めた。
月に6冊も小説を読むなんて人生初です。
このペースを維持しながら読書も習慣化していきたいなー。

今年の読書目標:現在の進捗は6/30冊。
このペースだと年間72冊になる!

さて次は何読もうかなあ。
積ん読になってる本を眺めてみよう。

[読了]陽気なギャングの日常と襲撃

読み終えた。
陽気なギャングシリーズの2作目(2冊しか出てないけど)。

1作目、2作目では話の展開が結構違ってて、1作目は大きな事件を複数の視点で展開、2作目は複数の小さな事件があり、後になってつながっていく展開。
ストーリーが多い分、2作目は登場人物も多くて途中混乱してしまった。

ラストもさらっとした終わり方だったので、「あ、これで終わりなのね」ってなっちゃった。面白かったけど、1作目の方が好きだったな。

けれど、文庫本の最後に収録された短編は面白かった。
映画化されたときのパンフレットに載せるために書かれたものらしく、内容は短いけれど登場人物の魅力が出ていて、すぐに読み終えてしまった。

極度のネタバレ嫌いなので、読み終えてから映画の配役を見たんだけど、響野役は「あー、納得」だった。
成瀬は・・どうだろう、もっと冷たい顔してるイメージだった。

今年の読書目標:現在の進捗は5/30冊。
割といいペースだ。

[読了]陽気なギャングが地球を回す

読み終えた。グラスホッパーみたいな複数人の視点で展開されてて面白かった。
響野の屁理屈を屁理屈で返す感じの語りっぷりが良い。

以下、心に残ったフレーズ。

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ぼくは勉強ができない

読み終えた。
好き嫌いあるようだけど、僕は好きだった。

すべてに、丸をつけよ。とりあえずは、そこからはじめるのだ。

自然体という演技、優越感をいっぱいかかえているくせに。
変形の媚を身にまとっていたのは、まさに、僕ではなかったか。

とか、さらっと痛いところを突かれた感じ(誰だって演じてるところあるでしょう?)。

叙情は遅れてきた客観視の中に存在する

これはあとがきにあった言葉。
読みながらずっと懐かしさを感じたり、自分の過去と重ねたりしながら楽しめたのは、学生じゃなくなって随分経った今だからこそ。
最後のあとがきで、なぜこの作品が気持ちよく読めたのか、そこが腑に落ちて気持ちよかった。

欲を言えば、桃子さんのことをもっと描いて欲しかったなあ。
彼女は魅力的すぎる。

さ、次は何を読もうかな。

読書目標
現在の進捗は3/30冊(10%)。