[映画]「マネーボール」を観た

「俺達は無敵だ」だ。
大小あれど仕事の中でそんな風に感じた経験は、誰しも一度はあるんじゃないかと思う。

2002年に、アスレチックスが「20連勝」という歴史的な記録の裏側を描いた映画。

どんな仕事においても結果は一番求めるものだけど、成功というのは一時点の結果でしかない。
歴史的な記録を作ったところで、すべてが終わるわけではない。その後も試合は続く。
成功して終わり、なんてない。

いかに結果を出すチームを作ったか、そこへ至るプロセスの部分がとても良かった。
GMが選手にビジョンを語り、コミュニケーションがうまれる、選手の意識が変わっていく、チームとして機能し始める、そして結果がついてくる。

試合前、GMがロッカールームを通過しながら、選手たちと個別に一言二言交わして出て行くシーンが一番それを象徴していると思う。僕はこのシーンが一番好きだ。

アスレチックス20連勝 サヨナラ勝ちでア新記録 - 2002/09/05 06:34   【共同通信】

当時のニュースを見ると、本当に20連勝したんだなあってなんだか不思議な気分。

「ソーシャルネットワーク」を観たときもそうだけど、「今も彼らは現実の世界にいる」っていう映画には、それだけでパワーがあるなあと思う。
とてもいい映画だった。