- 久しぶりにペパボ社内デザイナ勉強会が開催されたので参加してきた。
- 主催は@demiflare168
- 講師はジェネシックスの@mikihirocks をお招きして行われた
- タイトル:「ゴールからはじめよう」
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キーワード: UX、リンスタ用語(MVP、価値・成長仮説、コホート分析)、リフレーミング、GDD、ペルソナ などなど
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ISOでは「人の知覚と反応」、UX白書では「経験」と定義されてるUX
- 「UX向上させていきましょう」っていうけど、じゃあどういうことよ?
- ジェネシックスでは、UXを「ユーザーのゴール体験」と定義している
- ギャズム超えに対する疑念
- アーリーアダプターの課題を解決してキャズムは超えられるのか
- 本質的な解決
- そもそもを考える、枠組みを変える
- デザインしない、開発しないで解決することもあるよね
- ACD > HCD > GDD
- HCDとGDDはユーザーへの共感がベース。GDDではゴールを明確にする
- ペルソナだけでは妄想が膨らむ。ゴールも一緒に考える
- ペルソナをチームの◎◎さんにしてしまうと振り回されるしボトルネックになる
- ペルソナは架空の人物がよい
- ゴールは3種類
- セルフゴール > ユーザーはどうありたいのか?
- ファンクショナルゴール > 何ができたら課題解決?(具体的)
- エモーショナルゴール > どう感じたら課題解決?(感覚的)
UXデザイン定義ステートメント
- ◎◎がな人のための → ターゲット像、課題
- △△ができる → 競合に対する優位性
- □□ツール → 分野・製品
ジェネシックスでは上のような短くてわかりやすいステートメントを決めてプロジェクトメンバー内で共有しているのだそう。
インセプションデッキのエレベータピッチのようなものだと感じた。
「ステートメントがあればブレない」と力強く言われていた。
デザインの検証
- 新機能を作ってもユーザーの行動が変わらなければ意味ないじゃん
- ゴールすると行動が変わる
- 行動が変わるとパターンが変わる
- ゴール後に動く指標は何か?そこを計測する
- ゴールしたことがわかる指標を決めることが大事
- 指標は解析可能であること
(ワークショップ)Instagram で考えてみる
- セルフゴール > ちょいドヤを味わえる
- ちょいドヤ・・・文字(ツイート)だと自慢っぽく聞こえちゃうことも、写真だと嫌味っぽくなく、おしゃれ感が出せるよね、んでlikeとかコメントがついたらちょっと優越感に浸れるよね。っていう状態のことを自分たちのチームでは「ちょいドヤ」という名前をつけた
- 何を測ればセルフゴールが達成できているか?(指標は何か) > 写真を再び投稿するまでの時間
- 投稿 > like・コメントでちょいドヤ体験 > 気持ちいい > また投稿してちょいドヤ体験したい
- ちょいドヤはドラッグと同じ・・・(また味わいたい)
こう書くとインスタグラムを使ってるユーザーがすごく嫌な人に見えてくるよね….(インスタグラム大好きです)。
優先順位の付け方
面白いなあ、と感じたのはジェネシックスでは、デザイナ、プロデューサ、エンジニアがそれぞれの視点からあがったアイデア・タスクの優先順位を決めるようにしているということ。
- デザイナはUX的観点から
- プロデューサは収益性
- エンジニアは技術的実現性から
それぞれの領分から意見がでることで、納得感・透明性の高い結論になりそうだなーと感じた。
そのあと、会社近くの庄屋であれこれ話して大変楽しかった。
講師の藤井さん、主催してくれたデミさん、ありがとうございました!
追記
スライドが公開されていたので貼っておく。
コメント
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