「リーン顧客開発」を読んだ

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書籍の概要によると顧客開発とは、

顧客開発は、仮説と検証を繰り返すことで顧客を理解し、適切なセグメントに向けた製品を迅速に開発する手法です。

とある。

  • 誰も求めていなかった製品を作ってしまうと最悪なので顧客の理解を深めろ!
  • そのためには「適切なやり方」で顧客に質問しろ!
  • 新規事業だろうが既存事業だろうが顧客開発は有効だ!
  • とにかく外に出ろこの野郎!
  • 顧客開発は一人でやるな、周りを巻き込めこの野郎!

こんな荒々しい文体は一切ないんだけど、だいたいこういう内容だった。

新しく事業をスタートする人向けの内容だけでなく、事業が既にある場合や、大規模な企業の場合でも顧客開発は有効だよという内容もあり、バランスが良かった。

「適切なやり方」ってのが大事で、「○○は必要ですか?」「○○だと思いますか?」といったYES/NO で答えられる質問しても意味なくて、どうやって顧客の真意(なぜそう思っているのか)を引き出すか、という部分を厚く書いているように感じた。

質問力って大事だな。
ちなみに巻末にインタビュー用の便利な質問集があるので、とっかかりに使ってみるのはいいかもしれない。

しかし、読み終えてなお「顧客開発」という言葉に慣れない。

顧客ドリブンな製品開発と言ってもいいかなあ。
といっても、顧客の頭の中にある製品をそのまま作るような顧客ドリブンな製品開発ではないけれど。

「思い込みだけで製品を作って失敗した経験がありますか?」
という質問に思い当たる人は得るものがあると思う。


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