この記事はPepabo Managers Advent Calendar 2022の19日目の記事です。
昨日は大久保愛さんの「自己満足的社会貢献の共有」でした。
目次
結論ファースト
- マネージャーの役割は、目標達成に繋がる成果を出すことであり、成果を出すことに最後まで執着すること
- 「成果」の多くは組織を通じて生み出されるので、組織内のコミュニケーションの質は成果に大きく影響する
- だからこそ、すべてのコミュニケーションの前提に「腹を割って話そう」が必要
っていう話です。
このシーンが浮かんだあなた、あなたとは仲良くなれそうです。
誰が書いてるの?
- twitter : @hogemoge
- ペパボ入社は 2003/7〜 ( 20年目?!
- minne事業部の副部長
がお届けしています。久しぶりにこのブログをひっぱり出してきた。
その配慮は誰のため?
皆さんの周りでもそうだと思いますが、組織は「成果」を生み出そうと、日々色んなコミュニケーションを行っていますよね。コミュニケーション手段も様々で、オフライン・オンラインだったり、同期・非同期だったり。
しかし「成果」を生み出そうと行っているコミュニケーションなのに、気づけば本来の目的から遠のいてしまう時ありますよね。
例えばこんな感じ。
- 仲の良い同僚にはなかなか意見しづらい
- 新加入の自分が会議で反対意見を述べると雰囲気を悪くしてしまうんじゃ
- マネージャーであればネガティブなフィードバックを伝えるシーンなのに、オブラートに包みすぎてしまったり
気持ちは痛いほどわかりますが、これらは自分が傷つくことを恐れてその場をやり過ごしているだけであって、問題を先送りしていることにしかならないんですよね…
ただ楽しく時間を過ごすために我々は集まっているのではないのだから、これはイクナイ。
率先して嫌われる行動を取る必要はないけれど、「何のために我々はここにいるのか?」は常に意識したいし、目的をぶらさずしっかりと前に進むためにも「腹を割って話す」を実践し、コミュニケーションの質を上げていかねばと思うわけです。
自分だけ腹を割ったところで…
よーし、これからは言いたいことを配慮せずに言ってこう!
….ちょっと待った、それは間違った解釈かもしれない。
腹を割って話す先には、誰がいますか?
….そうです、受け止める相手がいますよね。
ここでの「腹を割って話す」とは、アサーティブなコミュニケーションであると言えそう。
なお、アサーティブなコミュニケーションについてはこの記事及び記事内の図が分かりやすく参考になったので引用させてもらいます。
アサーティブコミュニケーションとは?4つの実践ポイントと具体例 | 株式会社TMJ
相手を置いてけぼりにして一方的に主張する(図の右下)のも、自分の意見を飲み込んでただ相手の主張を受け止める(図の左上)のも、いつかそのしわ寄せに悩むことになるから、双方を尊重したコミュニケーション(アサーティブ)=「腹を割って話そう、お互いに」と言えそうです。
我々はなぜ仲良くするのか?
見ず知らずの人から、いきなり腹を割って話されても素直に受け入れにくく、お互いに腹を割って話すには、その前提にしっかりとした信頼関係が必要。
ペパボでは大切にしてほしいことの一つに「みんなと仲良くすること」を掲げていまして、常日頃から仲良くすることが信頼関係を構築し、腹を割って話せる土台を作っています。
多様な働き方が進んだ今だからこそ、チームや会社のイベントに積極的に参加(参加 = ただそこに身を置くだけはない)したり、周囲に良い影響を与える取り組みを主体的に企画するといった行動は、今後ますます重要な振る舞いとなるばず。
ちなみに、ペパボでは多くの部署がslackに雑談スレ(通称:わいわいスレ)を1日の始まりを立てるようになっています。
リモートでもリアルでも変わらず質の高いコミュニケーションをとれるように、こういった日頃の取り組みも大切です。
腹を割った話をされても、いきなり返す必要はない
もう一つ。腹を割って話される側の視点でも考えてみます。
いくら多少の信頼関係があったとしても、慣れないうちは、腹を割った話をされたときは緊張するでしょう。特に組織にジョインしたばかりの人や、先輩や上長が相手だったりをイメージすれば、想像に難くないはず。
そんなときは、すぐに相手の投げかけに回答するのではなく、「その意図を確認する」を挟むことをおすすめしたい。
意図がイメージできればそれがズレていないかの確認を、全く意図がイメージできないときはどういった意図があるかを素直に聞いても良いでしょう。緊張と混乱から見当違いの話をしてしまってお互いに気まずくなるよりも、ずっとよい対話ができるはず。
特に組織に新しく入った方こそ、質問することに抵抗感を持たず、一拍置くためにも意図の確認を活用してほしい、その分からないに悪気はないのだから。
ある日突然腹を割ってお互いに話せるようはならないので、日頃から小さな経験を増やしていきたいですね。
まとめ
目標を達成し、目指す世界へ向かうために集まっているのが組織。
我々はなぜここにいるのかを考え、「腹を割って話そう、お互いに」を実践していきたいですね、って話でした。
じゃあお前はできてるの?と問われると遠い目をするしかないんだけど、そこは「棚上げ力」を存分に発揮し、明日はみっくすさんにバトンをつなぎます。おたのしみに。
個人的ふりかえり
なお、今年のプライベートにおけるハイライトは、
- 推し(ツール・ド・フランス2022で総合優勝した選手です)に手を振ってもらったこと
- 娘が作った選手のぬいにサインしてもらえたこと
推し活最高〜!
2023年も充実した仕事・プライベートを過ごせるよう、残り少ない2022年も駆け抜けていきましょー。